高松市–TICOのJICA事業、最終報告会が31日に無事終了しました。
会場に約30名、オンラインで約20名のご参加をいただきました。
高松市の国際協力に関心があったという人、いずれ医療で国際協力に携わりたいという人、教育現場で活かしたいので話を聞きに来たという人、事業関係者、同じ分野で活動する人、メディアの参加もありました。
市報、チラシ、FB、メーリングリスト、JICAからの発信でと、参加のきっかけも、そして質問も多様でした。


今後の国際協力についてのご質問には、たまたま助け合いが国境を越えて国際協力になっただけだと思っていると答えさせていただきましたが、そこがこの事業の原点でもあります。
高松市と連携したのも、災害時に限らず、助け合う文化の醸成をしたいので、国際協力という一つの事例から発信できれば…という想いがあったからです。
最終報告会でその原点について触れるつもりはなかったけど、質問のおかげで言及できました。
たまたま私の目の前に現れたのがカンボジアで、そこから教育、女性が人身売買の被#害に遭っている現状、医療と次々に課題が目の前に現れ、解決を助け、支えてくれる人たちとの出会いもあり、今に至っています。


休日でプライベート参加の高松市加藤副市長もその一人。突然スピーチ依頼しましたが、さすがのご対応。この事業の立上げの前に高松市の協働推進室担当だったこともあり、困った時には相談させて頂き色々聞いていただきました。
この事業の成果のひとつ、教材(テキストと辞書)も、「カンボジアの保健省の認可を待っている」と紹介しましたが、報告会が終わってまもなく、現地保健省の方から「大臣の許可が出たので、保健省のロゴを入れてください」「保健省でも使いたいのでテキストを増刷して持ってきてください」と連絡がありました。これは大変素晴らしいことです。
TICOカンボジアチーム、渡部先生を筆頭にメンバーの皆さんの働きが生んだ成果です。諦めず、質の高い事業へと導いて下さった皆様に感謝です。
