【カンボジア
事業】研修3日目
研修最終日はインストラクターが主導でERやICUの医師、看護師に講義を行う研修です。
初日にTICOの田渕医師から受けた講義をインストラクターが講義をするというもの。
講議前に「今日の講義を2日に分けて皆さんに実施してもらうから」と伝え、初日の講議の最後に、コンテンツごとに担当を決め、自分たちでスケジュールを組んで実施しました。
日本で研修を受けたインストラクターたちならばできると信じていましたが、その期待を裏切らない指導ぶりでした。


午前が終わって日本の講師陣が伝えた改善点を午後には反映するのを見て、応用力の高さを感じました。
最後の振り返りでは「まだ自信がない」「これでいいのか?と不安」「緊張する」という声がありました。回を重ね、不安な部分を自分で振り返って学ぶことで実力がついてくるので実践を重ねることが大切だと思います。
日本の講師からは、準備が大切なのでチームで話し合って今後万全の準備をしてから研修を実施することや、今の症例は日本の医師が作ったものなので、ぜひカンボジアの実例をもとにシナリオを作っていくこと、研修会場全体を見渡し、総指揮ができるリーダーが必要などのアドバイスをしました。


3年前の事業開始から関わる講師陣は、彼らの成長ぶりに感銘を受けていました。これから彼らがバッタンバンの救急医療を発展させ、きっとカンボジアの他の地域にも影響を与える存在になることと思います。
