【カンボジア
事業】2025年5月26日午後
3日間の研修の最終日は胸骨圧迫(心臓マッサージ)をメインに、ABCDの観察の重要性とその訓練でした。
胸骨圧迫は初めてという方も少なくなく、押す場所がわからなかったり、速くなってしまう人が多く、「心臓を押すことで血液が流れ、しっかり戻すことで血液が心臓に戻ってくるので、押して手をしっかり戻すことにも意識して」と伝え、サタデーナイトフィーバーの曲を流しつつ、練習しました。



そして、サンパオルンのインストラクターから要望があった観察についての講義。
救急搬送されてきた患者にはまず点滴(生理食塩水)で観察しなくて目につく怪我から処置してしまっているので、この重要性を日本人講師から伝えてほしいと頼まれました。
目につく怪我の処置は人数が揃っていたら同時並行でやるべきだけど、生命を脅かす隠れた問題を炙り出すために迅速かつ丁寧な観察が重要です。



患者が怒るし、いつもまず点滴してるから…と考えずにやっていることに少し問題があるのでは?とディスカッションしました。
文化として定着していることを変えていくのには時間がかかりますが、不要なことは資源の無駄使いにもなるので、一人ひとりが考えて行動できるようになれば。

