カンボジア
3月派遣
火傷や切り傷など、いざという時の対処法を市民が知って実践する事で、救命率が上がります。
当事業では応急処置法を一般市民に広げる活動も柱のひとつです。
大元は2007年頃にTICOが制作した応急処置法ハンドブックですが、少しずつ改善して、今回は生活習慣病予防のページも加えました。
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裏表紙にはバッタンバン州内の救急車を呼ぶための電話番号を記載しています。
このハンドブックを使って市民に広めていくのは医療従事者と、インストラクターたちです。
そのインストラクターを養成するワークショップを実施しました。参加したのはBuddhism for Education of Cambodia(BEC)から教育活動をするお坊さんやお寺のスタッフ、カンボジア(バッタンバン)赤十字のスタッフ、NGO ホームランドのスタッフ、そしてバッタンバン内の医療従事者たち、計120人。
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講師は以前の事業で通訳を務め、応急処置法に関してのワークショップの経験もある方です。
ハンドブックの中には切傷や火傷の場合にカンボジアの方々がよくやる、やらないでほしい対処法が書かれていますが、「エンジンオイルを塗ったらすぐ治ったのに、なぜダメなのか?」「機械油なら?」「豚の脂は?」と質問が相次ぎました。そこで、医師が「機械油は機械用なので使用しないでほしい。化学的なものが含まれているのでアレルギーを起こす可能性がある。動物の脂には雑菌が含まれている可能性がある。想像してほしい」と理論的に説明があり、皆さん納得していました。
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生活習慣病予防のページも好評でした。白ごはんをたくさん食べて砂糖も大量に使うのが当たり前で、バランス良くという教育がこれまでなかったようです。控えなきゃ…と口で言いながらも、やめられないという感じでしたが
生活習慣病由来の疾病が急増し、搬送も脳卒中や心筋梗塞などが増えています。
また、薬は医師の処方というより自分の判断で薬局で安易に購入し大量に服用しているケースがあります。胃や腎臓のトラブルにつながることも少なくないと想像します。
このワークショップを機に少しずつ意識意識が浸透していけばと考えています。
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応急処置法のワークショップで専門的な質問が出た時に今後もサポートしてくれることに。
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