ザンビアへの心臓手術技術移転:患者さんにお話を聞きました①

患者さんにお話を聞きました①

今回の第1例目は、首都ルサカの近郊に奥様、お嬢さんとお住まいの32歳の男性です。

術後は順調に回復されており、既に歩けるようになっておられます。

<どのような症状があったのでしょうか? また治療は?>

昨年まで特に自覚症状は無かったのですが、ある日仕事が終わって自宅に戻り、就寝しようとすると急に胸に強い痛みを感じました。妊娠中の妻を心配させたく無かったので、痛みを隠して一人で病院に駆けつけ診察を受けたのです。

痛み止めの処置を受け、数日後には、心臓の壁に穴が空いている先天性疾患である心房中隔欠損(ASD)の診断を受けました。その後は薬を飲んでいましたが良くならないので知人の医師に相談して、この病院を紹介されました。

<今回手術を受けて、現在の調子はいかがでしょうか?>

心臓の壁の穴を塞ぐ手術を受け、術後は日々調子が良くなってきています。もう歩けるようにもなりました。

<今後の願いは?>

いろいろな思いがありますが、娘も小さいので、まずは家族のためにも長生きをしたいを思います。

<日本の皆様へ>

日本の皆様、このような手術支援をしていただきまして本当にありがとうございました。

私と同じ病状の患者さんも多くおられると思いますので、そのような方々のためにも是非この活動を継続していただきたいと思います。

<ザンビアの皆さんへ>

最初は私もザンビアで手術を受けることを少々ためらっていましたが、今回、無事に手術を受けられて、その考えが変わりました。ぜひ、皆さんも手術を受けることをお勧めします。

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