【カンボジア事業】2025年3月10日(月)
来日研修2日目は高松市防災合同庁舎で講議と視察です。
日本では、119に電話したら現在地近くの救急司令室にかかり、「火事ですか?消防ですか?」と聞かれ、携帯のGPS等で大まかな位置情報を取得し、そこから場所を特定して、救急の要請ならば司令室から現場近くの消防署に出動の指令を出します。もし近くの救急車が出払っていたら、次に近い署に指令が出るような仕組みです。



司令を受けたら隊員は救急車に送られた位置情報や患者情報を確認しながら、現場に向かいます。必要に応じて通報者に連絡して詳細情報を聞き出しながら現場に行き、そこで観察して最適な病院を選定し、病院に連絡して受け入れOKなら患者のバイタルサインをとりながら、搬送します。
カンボジアでは救急車は病院にあり、救急車を呼びたい人は病院に電話をするか、家族が車やバイクに乗せて連れて行くのが一般的です。救急車に乗るのは看護師とドライバーの2人というパターンが多く、現在カンボジアで最適な仕組みを模索しています。


質問の嵐は嬉しい悲鳴ですが…
講義で「日本の救急の仕組み」を伝えたものの、まだ頭に入っていないので、初めて来た人は司令室の見学でも混乱しつつ日本側も質問の背景にある状況がわからないので意図が分からず…
自分たちの文化や現状を前提に考えているので、両方を知る者がある意味文化?の通訳的存在。今の質問の意図はこうかもしれないと、裏を読みながら、大きな誤解を生まないようにボタンのかけ違いを初期修正しつつ進めています。
でも、難しい