特定非営利活動法人 TICO(ティコ)

過去の活動紹介

過去の活動紹介

トップ > 過去の活動紹介

過去に実施した事業

ルサカ市救急基盤整備プロジェクト 平成10~11年/平成13~18年

病気になっても、事故を起こしてもザンビアには救急車はありませんでした。しかし、今は救急部隊を結成、首都ルサカで活躍中です。

救命救急

本プロジェクトの一番大きな柱です。
 ルサカ市は、ザンビア一番の都会であるため、交通事故、銃撃凶悪犯罪などの命に関わる事態が頻繁に発生します。しかし、怪我人を病院まで運ぶには、タクシーや知人の車など一般の車両を使用するしかなく(外国人向けの高級な救急サービスはありますが・・・)、応急処置もままならないまま死亡してしまうケースも多かったのです。
 TICOは、そのような状態を改善するために、救急隊業務の一環として、事故や事件が一度起ったとの連絡が一度入れば、ルサカ市警・コミュニティポリスなどと一緒に現場に速やかに急行し、救命救急活動を行ない応急処置をした後、所轄の病院やクリニックに患者を搬送します。
 患者さんにはガソリン代として500円ほどの負担をお願いしていますが、支払えない程困窮した人には無償のサービスを提供しています。
 最近は認知度が向上し、サッカー協会などのイベントの際に救護班として待機したり、東部以外にルサカ市全域を管轄する計画を警察庁と相談したりしています。 

患者搬送

救命救急ほどの華々しい活動ではありませんが、地味ながら非常に大切な活動です。
 ザンビアは、国の予算不足から、病院・診療所が非常に不足している上、診療所の設備・人材とも十分とは言えません。ザンビアの診療所にはさらに高度な処置が必要な患者さんを他の大きな病院に移す際に、使用する救急車および、付き添い不足の事態が発生した場合には、手当も行なえる救急隊員を常備することができません。患者さんは、患者さん自身が一般の車を使って病院に行かなくてはならなかったのです。診療所で手当できなくなった程の、患者さんがです。
 そこでTICOでは診療所からの要請に応じて、患者さんを、素早く安全に診療所から所轄の大規模病院へと搬送します。現地のニーズは高く、多くの要請がきています。
 ルサカの中央部でSCDPが支援したこの事業はすでにザンビア保健省によって引き継がれ、立派に自立しています。TICOでは、現在ルサカの東部のみを管轄・支援しています。

救命救急研修

チャイナマ医療短期大学の学生など、未来のザンビア医療をしょって立つ若者に、救命救急活動をボランティアベースで行なう機会を提供します。
 厳しい訓練・選考の後、ボランティア救急隊員となった若者達は、ベテラン救急隊員たちと共に、生の現場の厳しさを学んでいます。
 また途上国での無償ボランティア活動で、どこまでの事が出来るのかという挑戦の側面もあります。

ルサカ市東部地域安全強化警察プロジェクト 

ザンビア共和国の治安は、決して良い状況とはいえません。私たち外国人ももちろん狙われますが、貧困地区に住む貧しい人たちでさえ、一生懸命働いて買った家電製品や家具の盗難に遭うことが頻繁に起ります。TICOの姉妹団体のSCDPは運営する住宅事業の安全保証および近隣に住むザンビア人の安全保障の為に、市民警察(コミュニティ・ポリス)を支援しています。TICOからも交番用のコンテナの寄贈などの支援を行なっています。現在の活動内容は、大まかには下の通り。

市民警察支援

TICO/SCDPでは、ザンビア警察を支援していますが、特にその中でも市民による有志防犯団体である市民警察(コミュニティ・ポリス)を支援しています。パトロールや防犯活動を有志市民が自らの意志でボランティア活動として行ない、それをザンビア警察がバックアップするシステムです。自分たちや家族の安全に関わる事だけに、みんなやる気まんまんです。
また市民と警察が密に連携することにより、警察内でもはびこる汚職の対策にもなります。

交番の設置

交番は警察官と地域住民が防犯に関して、情報交換をしたり対話を持つ場所であり、警察官自体にコミュニティの中にいて貰うことで防犯を促進するものです。
 当初SCDP側に交番を設置しましたが、住民の方々の強い要望により、スタリロマーケット脇にさらに交番を設置しました。
 常に警察官が常駐し、市民が犯罪に巻き込まれるのを、防いでいます。
 2004年には市民警察がさらに多くの交番を任されるようになる予定です。

機材の提供

ザンビアでは事件に巻き込まれて通報しても、警察に車がない、または車のガソリンがないため助けに来てくれないというような事も起ります。ザンビアの他の政府機関と同じく、予算と機材が絶対的に不足しているのです。特に警察庁は、その性格上、先進国からの援助が少ない省庁です。
 市民警察ではそのような資材不足による活動の停滞が発生しないように、パトロール車両、無線通信システムなどの必要な機材をSCDPが支援しています。
 支援機材は毎日フル稼働で、有効に使われています。

人材の育成

機材の供与と共に人材の育成も支援事業には欠かせない要素です。SCDPでは、警察官との連携を深めるワークショップの開催、警察官の教育など、人材の育成にも力を入れています。

レントゲン施設基盤整備プロジェクト 平成11年

ザンビアの病院にはレントゲン施設も普及していません。寄贈レントゲンを送ると共にその使い方の技術指導も行いました。

カニヤマ地区コレラ予防プロジェクト 平成12年

ザンビアの雨期には、恐ろしい感染症コレラの危険が高まります。TICOは首都ルサカでコレラの予防キャンペーンを行っていました。

X線装置リサイクルプロジェクト 平成13年

日本では古くて時代遅れの器械でも、ザンビアでは大切な診療機器となります。中古X線装置を寄贈・設置しました。

カルブウェ地区菜園プロジェクト 平成16年〜19年

カルブウェ地区で行っているプロジェクトです。
使用不能だったボアホール(井戸)の修理により菜園への水供給を可能にし、並行して農民に野菜栽培などのセミナーを開催しました。
その成果が評価され、2005年に(財)国際開発救援財団(FIDR)から助成金を受け取り、名称を「カルブウェ地区参加型農村開発プロジェクト」として新たなスタートを切りました。
そのプロジェクトの概要は、菜園をさらに開墾して拡大、既存のボアホールにソーラーパネルによるポンプとタンクを設置し、水を貯めドリップイリゲーションシステム(水を自動的に放出するシステム)を導入することにより、灌漑設備の充実を図ります。同時に各種ワークショップ(参加型講習会)を行い、技術移転と人材育成を目指します。最終的には、野菜の栽培と販売を成功させて収入向上へと繋げるというものです。